メッセージ Message

事業推進責任者 清水 浩司 からのコメント

「カスク アンド フォレストは、"日本ならではの風土が育むウイスキー"という視点から、新たなジャパニーズウイスキーの価値創造に挑戦します。蒸留所の皆様とともに、全国各地の森・樽・原酒という三位一体の掛け合わせにより、多様で豊かな香味を引き出すことが、ボトラーズだからこそできる役割だと確信しています。 私たちは、ウイスキー市場が成熟する今こそ、単なるブランドの希少性や価格競争ではなく、本質的な"味わいの違い"と"背景にある物語"が問われる時代に入ったと感じています。だからこそ、日本の四季、日本の木、日本の熟成という"地に根ざしたクラフト"を通じて、新しいウイスキーの体験を提案してまいります。 ぜひ、多くの皆さまに、"日本という土地が育んだ、もうひとつのジャパニーズウイスキー"の世界を味わっていただければ幸いです。 なお、この度のウイスキーボトラーズ事業会社の立ち上げと推進にあたっては、日本のウイスキー文化の創成と発展に大きく貢献をされてきたウイスキー文化研究所 土屋守氏から賛同いただきました。土屋氏には、当社顧問として就任・ご支援いただきます。
Plofile CASK & FOREST 事業推進責任者 清水 浩司(しみず・こうじ)

1996年、広島県生まれ。CASK & FOREST 事業推進責任者。大学卒業後、新卒で株式会社ガイアックスに入社し、管理部門や経営企画、VC部門のマネージャーを経験。その後ガイアックスでの事業経験を礎に、スコットランドへの渡航を通じて本場の文化と伝統を体感。土屋 守氏の薫陶を受け、森と樽が育む時間の物語を次世代へ伝えるべく、独立系ボトラーズ事業を展開している。

ウイスキー文化研究所 土屋 守 氏からのコメント

日本は国土の7割近くを森林が占めるという、世界第2位の”森林大国”です。日本人が古来から信仰してきた神社は背後に森を抱えたものが多く、森そのものを神として信仰してきました。その森林資源を活かすにはどうしたらよいのか。カスク アンド フォレストの理念は日本独自の森林資源をウイスキーに活かしてゆきたいということです。 ウイスキーの原料は穀物と水と酵母の3つですが、ウイスキーが穀物原料の他の蒸留酒と違うのは、長期にわたって木の樽で寝かせることです。ウイスキーの香味の7割以上は樽と、それを熟成させる環境にあるといわれるほど樽は重要です。樽にする木材はオークが一般的ですが、これはブナ科コナラ属の落葉広葉樹の総称で、全世界で300~400種類あるといわれます。その中でウイスキーの熟成に適しているのは、アメリカ原産のホワイトオークと、ヨーロッパ原産のコモンオークの2つといわれてきました。近年、第3のオークとしてそこに加わったのが日本のミズナラで、今では世界中のウイスキーメーカーの間で争奪戦となっています。 しかし、ウイスキーに向く木材はそれだけでしょうか。私たちは日本の森林を調査し、それ以外の未知なる可能性も探りたいと考えています。世界中のウイスキー関係者や、ウイスキー愛好家が体験したことのないような、日本独自のウイスキーの香味。樽の材質や形状も含め、ゼロベースでウイスキーと樽との関係を見つめ直します。カスク アンド フォレストが、今までのボトラーズと違うのは、まさにその点にあると考えています。
Plofile CASK & FOREST 顧問 土屋 守(つちや・まもる)

1954年新潟県佐渡生まれ。株式会社ウイスキー文化研究所代表。スコットランドで出会ったシングルモルトをきっかけに評論家として活躍。1998年に「世界のウイスキーライター5人」の1人に選出。NHK連続テレビ小説『マッサン』のウイスキー考証を担当。著書に『完全版シングルモルトスコッチ大全』『ウイスキー完全バイブル』『土屋守のウイスキー千夜一夜』など多数。『Whisky Galore』編集長、TWSC実行委員長。