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ウイスキー文化研究所 土屋 守 氏からのコメント
日本は国土の7割近くを森林が占めるという、世界第2位の”森林大国”です。日本人が古来から信仰してきた神社は背後に森を抱えたものが多く、森そのものを神として信仰してきました。その森林資源を活かすにはどうしたらよいのか。カスク
アンド フォレストの理念は日本独自の森林資源をウイスキーに活かしてゆきたいということです。
ウイスキーの原料は穀物と水と酵母の3つですが、ウイスキーが穀物原料の他の蒸留酒と違うのは、長期にわたって木の樽で寝かせることです。ウイスキーの香味の7割以上は樽と、それを熟成させる環境にあるといわれるほど樽は重要です。樽にする木材はオークが一般的ですが、これはブナ科コナラ属の落葉広葉樹の総称で、全世界で300~400種類あるといわれます。その中でウイスキーの熟成に適しているのは、アメリカ原産のホワイトオークと、ヨーロッパ原産のコモンオークの2つといわれてきました。近年、第3のオークとしてそこに加わったのが日本のミズナラで、今では世界中のウイスキーメーカーの間で争奪戦となっています。
しかし、ウイスキーに向く木材はそれだけでしょうか。私たちは日本の森林を調査し、それ以外の未知なる可能性も探りたいと考えています。世界中のウイスキー関係者や、ウイスキー愛好家が体験したことのないような、日本独自のウイスキーの香味。樽の材質や形状も含め、ゼロベースでウイスキーと樽との関係を見つめ直します。カスク
アンド フォレストが、今までのボトラーズと違うのは、まさにその点にあると考えています。
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CASK & FOREST
顧問
土屋 守(つちや・まもる)
1954年新潟県佐渡生まれ。株式会社ウイスキー文化研究所代表。スコットランドで出会ったシングルモルトをきっかけに評論家として活躍。1998年に「世界のウイスキーライター5人」の1人に選出。NHK連続テレビ小説『マッサン』のウイスキー考証を担当。著書に『完全版シングルモルトスコッチ大全』『ウイスキー完全バイブル』『土屋守のウイスキー千夜一夜』など多数。『Whisky Galore』編集長、TWSC実行委員長。